2010年7月29日木曜日

抗がん剤治療中も食べる喜び―千葉県がんセンター

藤田敦子のひとり言(がん対策・緩和ケア)

千葉県がんセンターと、キッコーマンは28日、抗がん剤治療の副作用で食欲不振に苦しむがん患者向けのレシピの共同研究に取り組むと明らかにした。県内の代表的ながん専門病院と食品大手が連携し、がん患者の生活の質の向上に取り組む初のプロジェクトになる。

以下、こちらをどうぞ

26日に、千葉県がんセンターで行われたケアフード試食会に行ったときに、中川原センター長が発表されていました。
船橋がんサロンでも、食事の話はとても多くて、「口がしびれる」「砂をかんでるよう」など味覚異常についてどう克服していったか、一人ひとりの体験談が、とてもためになっています。

それを、科学的に解明しようというのが、今回の試みです。
通院治療中の患者50人に、酸味、辛味、甘味、苦味など7種類の味覚の感じ方を検査するほか、味覚や嗅覚のアンケートも行うようです。

言っても仕方がないっと思っていたことが、一つずつ、変わっていきますね。
お金の問題、就労の問題・・・、そして抗がん剤も!

がんになっても、がんに人生のすべてを奪われない
そんな日が一日でも早く来ますように。

2010年7月25日日曜日

がん撲滅へ~リレーフォーライフ千葉を一緒に


藤田敦子のひとりごと(がん対策・緩和ケア)

今日は、9月18日(土)、19日(日)に開催される
リレーフォーライフちば2010の
参加リレーチームの第一回事前説明会だった。

(ルミナリエに思いを描く)

あと、2か月も切っているんですね・・。

「リレーフォーライフってなんだろう?」って思っている人、多いですよね。

1985年にアメリカのひとりの医師の行動から始まりました。その医師は、がん患者をサポートしたいが予算が限られている中、マラソン大会でなく、1人で大学の陸上トラックを24時間走り、それを見学する友人から、がんと闘うための寄付を募ろうと思いました。友人たちは、途中からヘトヘトになった彼と寄り添い歩き、募金をしました。

これが原点です。さすが、アメリカ。

患者とかボランティア(日本で言うと普通の人)でなくて、
医師が先頭に立って、ボランティア(自発的に動くこと)したんですね!

3本柱は
Celebrate(祝う)サバイバーこそ、希望への架け橋。
Remember(祈る)命を落とした大切な方々を追悼します。
FightBack(反撃する)この病気で命を落とすことをなくすんだ!という気持ちを行動に!

ピュアでは、チーム「NPOピュア・ここにおいでよ」で参加します。

何人か、アロマをやっている人がいるので、リレー参加以外に、アロママッサージの提供をして、収益を日本対がん協会に寄付しようと思っています。
今、一緒にリレー参加をする仲間を募っています。ほかにも、テントとか、フラグを作ったりとか、いろいろやることが多いです。

船橋がんサロン「ここにおいでよ」は、次回は8月2日(月)10時からです。
リレーフォーライフに参加しようかな~と思う方は、ご連絡くださいね。


2010年7月20日火曜日

がん相談対話外来・病理相談外来(セカンドオピニオン)

藤田敦子のひとりごと(がん対策・緩和ケア)

国立がん研究センターで新しい取組が始まっています。

がん相談対話外来・病理相談外来(セカンドオピニオン)

基本的に、セカンドオピニオン外来なんですけど
特徴としては、医師だけでなく看護師も一緒にがんの悩みに答えること
場合によっては、がん専門相談員(MSW)や精神腫瘍科医も立ち会うこと

これは、早期からの緩和ケアとも言えますね~。
これまでの検査や診断、治療の経過について耳を傾け
今後のがん治療について相談できるようです。

がん相談対話外来は、26,250円
病理相談外来は、   31,500円

病理相談外来は、他の病院で病理診断がつかない患者さん向けで
新たな標本を作製した場合には、追加で10,500円必要です。

相談を受けた医師には、ドクタフィーを払うことにしたと
記者会見で言われていました。

大きな反響があって、7月はいっぱいみたいです。
予約の仕方や揃える資料がありますので、こちらを参照ください。

上記は、セカンドオピニンですが
がん患者カウセリング料も診療報酬でつきましたし
「こころのケア」が進んできますね。

納得して、安心して、治療を受けることは大切なことですから。
それは、治療が進んできても、緩和ケアを必要としてもです!

2010年7月8日木曜日

介護保険 末期がんにも ばらつく自治体対応

藤田敦子のひとり言(がん対策)

朝日新聞の記者さんからお電話を頂き、末期がんの介護保険問題について取り上げてくださるというので、丁寧に問題点などをお話ししました。

7月7日(水)朝日新聞朝刊に記事が出ました。上手にアップできず断念しましたが、ぜひ、読んでくださいね。

厚生労働省から4月30日に通知が出ましたが、この通知を引き出したのは、患者の要望(私が全国のみんなの声を国会議員に届けました)であること、通知が出ても、熱心な自治体は動いてくれるだろうが、がんに関心のない自治体では周知がされていない恐れがある。だから、患者や家族が、どんなふうに介護保険を使ったらいいのか、もし、低い要介護度が出たら、厚生労働省の通知が書いてある記事を持って、自分たちで、自治体に意見を言ってもらえるようにしてほしいというものです。

7月4日に千葉県で行った公開講座では、「この通知が出た後、1週間で認定まで行くようになり、助かっている」「申請した当日に調査が入るようになった」などの声が届けられました。でも、他県はどうなのか・・・。はがゆい思いです。
我孫子方式は、認知症だけでなく、がんにも適用されていて、申請者を一律「要介護2」とみなし暫定プランを組んでいると記事にありました。これって、いいと思いませんか?

今まで介護保険について書いたブログ
4月20日 がん末期の介護保険認定を迅速に

5月2日 末期がん等の要介護認定について(厚生労働省)

2010年7月6日火曜日

【ホスピス・在宅ケア全国大会】いのちのおわりにみみをすます

藤田敦子のひとり言【緩和ケア】

早いものですね。
2年前に幕張メッセで全国大会を開催したことが夢の出来事のようです。

第18回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in鳥取

いのちのおわりに みみをすます

7月10日(土)、11日(日)於:とりぎん文化会館

大会会長は、野の花診療所の徳永進さん
(この学会は先生と言ってはいけないのです・・・)

すでに事前申込は終了しています。

講演者はすてきな方ばかりです。スケジュール
2日目には、市民公開講座もあります。

「死を包む言葉」
 谷川 俊太郎×玄侑 宗久×よしもと ばなな

わたしたちの素敵な工夫大会 など
徳永ワールド満載です。

私も、1日目はコミュニティ部会と素敵な工夫大会に行きます。
2日目はポスター発表をします。
理事会があるので、金曜日から行って来ます。

学会でお会いしたら、声をかけてくださいね!