2011年4月24日日曜日

【地震・原発】サンデル教授「原発議論は民主主義の試金石

ピュアの藤田敦子です。
ひさびさにブログをかける状況になりました。
がん患者への物資の寄贈にご協力くださった皆様、ありがとうございました!

さて、今日の読売新聞にサンデル教授の記事がありました。

 一人殺せば5人を救える場合、一人を殺すことは正義か―こうした「究極の選択」を講義で論じる教授は、原発是非論に関して「激しく対立する問題で議論を避ける傾向があるが、間違いだ。(互いに)敬意を払い、開かれた議論ができるかどうか、民主主義が試されている」と断言した。
 議論のリード役については、「まず政治家だが、政治家はいい仕事をしていない。市民がそれを要求していないからだ。メディアの責任は大きいが、娯楽的な『どなりあい』ではなく、真剣に討論する場を提供すべきだ」と述べた。
 さらに、「費用対効果と安全は論じられるが、エネルギーを大量消費する我々の生活の議論は少ない。どんな社会に住むべきか、価値観や社会のあり方を議論すべきだ」と指摘した。


本当にそうだと思います。
統一地方選の後半が、今日行われています。皆さん選挙に行かれましたか?
どんな街を作り、どんな生活を送りたいのか、未来の子どもたちのためにも、真剣に話し合っていかなくては!と思います。

2011年4月14日木曜日

【地震・がん】被災地のがん患者へウィッグ等を贈ろう

ピュアの藤田敦子です。

ちょっと情報が遅くなってしまいましたが、乳がん体験者や医師ら有志による被災地で暮らすがん患者さんのために物資を提供する活動が始まりました。
リンパ浮腫の患者さん、抗がん剤で苦しんでいる患者さんはどうしているだろうとずっと気にしていました。

窓口は、対がん協会です。

使わなくなったウィッグやケア帽子を被災地で暮らすがん患者さんのために譲っていただけませんか?もちろん、手入れがされたきれいな状態のものをお願いします。

第一陣は、16日(土)です。(第二弾は、28日(木)です)

詳細はこちらを見てください。こちら

どうぞ、よろしくお願いいたします。

2011年4月12日火曜日

【地震・がん】タオル帽子を被災者へ。5月22日講習会開催

ピュアの藤田敦子です。
抗がん剤の副作用で脱毛したがん患者さんに向けて、タオル帽子を寄贈する活動を行っている岩手ホスピスの会から被災地の岩手県大船渡についてご報告を頂いた。炊き出しのボランティアのお手伝いとして現地に入りながら、タオル帽子を寄贈する活動を行ったところ、「自分も患者です」「家族を看取りました」とお話もはずみ、また「帽子がほしい」というがん患者以外の被災者の方からも大変好評だったので、引き続き、被災地へのタオル帽子配布事業を続けるという。苦しんでいる人のため、私たちも何かお手伝いをしたいと、タオル帽子の講習会を開催することにしました。作られたタオル帽子は、被災地のがん患者らへ岩手ホスピスの会を通して、届けます。心を込めて、作りたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

5月22日(日)9時半~11時半
       船橋市中央公民館(JR船橋駅、京成船橋駅徒歩7分)
用意するものは、はさみ、裁縫道具、タオル(屋外での使用もあるので濃い色合いのタオル、なければ色や柄のあるタオル)を持参する
材料費    1000円(タオル帽子の型紙と見本を一つ)
定員     30名
事前申込をメールnpo.pure@gmail.com(小文字にしてください)かFAX047-448-7689 NPOピュアへ。
すでにタオル帽子の作り方を知っておられる方は、ご自宅で制作してお送りくださいね。6月12日の「心を育てるワークショップ」6月13日の「船橋がんサロンここにおいでよ」で回収して岩手へ発送します。その他、タオルの寄付などもお受けしております。 この被災地へのタオル帽子配布事業が終了した後も、引き続き、タオル帽子をみんなで作って、抗がん剤の副作用で脱毛した千葉県内のがん患者さんへ寄贈する活動を、NPOピュアとして行っていきます。みんなで一緒に、心を込めて!

2011年4月9日土曜日

【地震・停電】人工呼吸器・酸素濃縮装置使用患者への対応

NPOピュアの藤田敦子です。 東京電力で計画停電が行われた際に、大きな問題になったのは、人工呼吸器等電力を必要とする在宅医療患者への対応でした。東北地区にも緊急電話相談窓口なども作られ、体制は万全だと思っていましたが、4月7日に、東北地方に震度6の余震があり、悲劇は起こりました。山形県尾花沢市で人工呼吸器と酸素濃縮装置を使用中の患者が死亡する事案が発生しました。停電と死亡への因果関係は不明となっていますが、もう一度、今、停電がない地域でも、もし停電が起こったときのことを考えて、厚生労働省は、医師や訪問看護ステーションに対し、下記の事務連絡を出しました。                                                                                                                                                                        人工呼吸器や酸素濃縮装置等の在宅医療機器を使用している患者に対する停電時の対応について、必要に応じ医療機器メーカーと協議を行った上で、◎人工呼吸器の内臓バッテリーの有無と持続時間、作動の再確認、◎人工呼吸器の外部バッテリーの準備及び事前の充電、◎酸素濃縮装置を在宅で使用している患者に対し、必要な酸素ボンベが配布されているかの再確認、◎人工呼吸器や酸素濃縮装置を使用している患者に対する停電時の対応の周知、◎停電等電源異常時のアラームが正しく作動するかの再確認、◎携帯用酸素ボンベセットの使用方法の再確認、◎患者の状態を踏まえた適切な在宅医療機器への代替や貸出などの対応、◎在宅医療患者との緊急時連絡体制の再確認、等により、在宅医療患者への医療の提供が、停電時においてもできるだけ支障なく行われるよう、適切な指導の実施について特段の御協力をお願いいたします。以上                               悲しい事案が二度と発生しないように、関係者はもとより、使用されている患者さんがご家族も、上記の点について、主治医や訪問看護ステーションと再度の確認をお願いいたします!

2011年4月3日日曜日

【地震・がん医療】被災者の医療費負担軽減、災害救助法適用

NPOピュアの藤田敦子です。 産経ニュースに「被災地でのがん治療継続 患者らの通院の足や費用の不安」という記事があった。 被災したがん患者が抗がん剤治療を継続したくても、治療病院で受入れがない場合、ガソリン不足で通院の足の確保ができず、また、費用の不安があるという。                               この記事では、「被災者の医療費負担を軽減するため、厚生労働省は窓口負担(一部負担金)の猶予・免除を決めた。対象者は被災時に災害救助法適用地域(東京都を除く)に住んでおり、(1)住宅が全半壊、全半焼など(2)主な生計維持者が、死亡または重篤な傷病、行方不明、業務を廃止・休止、失職して収入がない(3)福島原発事故で避難指示、屋内退避の対象―のいずれかに該当する人。医療機関での窓口で申し立てれば、5月までの診療、調剤、訪問看護の費用がかからない」とある。                              「県外の治療のための避難にも災害救助法の枠組みが使えるかどうかについて、厚労省社会援護局は『個人でも県を通して災害救助法の枠内で避難すれば、移送や宿泊の費用を県が負担することは可能だ。遠隔地へ避難するという意味では同じなので、集団でないからといって災害救助法の対象にならないことはない』とする。避難所の場所と治療施設、入所者の優先順位など、さまざまな要素が合致するかどうかが鍵だ」                                                      記事では、他の病院で抗がん剤治療を受けるためには「抗がん剤開始時のインフォームドコンセントノコピー▽治療計画▽抗がん剤の副作用に関する説明書▽病状などを記入した治療日誌▽看護師さんや薬剤師さんからもらった効果・副作用に関するメモ▽個人的につけたメモ―など。」があるといいという。少しでも情報があると助かるようです。                            また被災地でがん治療が継続できない患者のために、国立がん研究センターが治療可能な病院について相談を受ける「被災がん患者ホットライン」を開設している。ホームページで被災患者の受け入れ可能施設のリスト(PDF)にアクセス可能なので確認してください。