2016年7月27日水曜日

最期の場所選べる社会に ロハスメディカル2015年3月

NPO法人ピュア代表の藤田敦子です(^o^)
ロハスメディカル2015年3月号でがん医療を拓く「最期の場所選べる社会に」とピュアをご紹介頂きました。遅くなりましたが、ブログに転記しますね。今、地域包括ケアを各地で作りあげていく時代になり、市町村単位で、在宅療養を希望する患者と家族を受け止める時代になりました。動いている所、まだこれからな所といろいろですが、それでも、こつこつと2001年から地道に活動してきたことが、実現に向かっており、とても嬉しいです。どこに住んでいても、患者本人の希望を叶えられる社会になりますように!

がん医療を拓く22 最後の場所 選べる社会に 2015年3月
患者や家族が大変な努力をしなくても自宅で最期を向かられる社会に向け、地道な活動を14年間続けているNPO法人が千葉県にあります。

今日、日本では多くの人が病院で最期を迎えます。厚生労働省の「人口動態調査」によれば、2012年に65歳以上の高齢者が亡くなった場所は、病院・診療所が約8割と大半を占め、自宅は11.8%に留まりました。
しかし、多くの人が、本心では自宅での最期を望んでいます。
2012年に行われた内閣府の「高齢者の健康に関する意識調査」によれば、「治る見込みがない病気になった場合、最期をどこで迎えたいですか」という質問に対し、最も多かった回答が「自宅」で54.6%を占めました。2位「病院などの医療施設」27.7%の2倍です。夫や妻として「最期をどこで迎えさせてあげたいですか」に「自宅」を挙げた人も57.7%と、「病院などの医療施設」28.0%の、やはり2倍でした。
2008年の厚労省「終末期医療に関する調査」では、「自宅で最期まで療養することが実現困難な理由(複数回答)」は、「介護してくれる家族に負担がかかる」が約8割を占めました。次いで「症状が急変したときの対応に不安」が5割強。
終末期の患者を自宅で支える家族の負担や不安が大きく、患者もそれを心配した結果、病院での最期を選択しているというのが現実なのです。
「千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア」(藤田敦子代表、以降は「ピュア」と記載)は、このミスマッチを正し、患者や家族が本当に望む場所で最期を迎えられる社会にすべく、千葉県で在宅ホスピスケアの推進を続けてきました。

夫を看取って
藤田代表が立ち上がったきっかけは、末期がんの夫を病院で看取ったことでした。病室に泊まり込み、眠り続ける夫を前に、藤田代表は「せめて最後のひと時を家で過ごさせてあげたい」と望みました。しかし当時は理解してくれる医療者も少なく、相談先もありませんでした。どこに電話したらよいか分からず、役所でも担当部署がなくたらい回しにされ、結局は諦めざるを得ませんでした。
夫の死後しばらくして、千葉県で在宅医療を熱心に行っていた医師と出会います。患者主体の医療を実践する姿に勇気づけられ、「在宅での最期を望む患者と家族を支える地域ネットワークを作ろう」と共に活動を始めた矢先、その医師ががんに倒れ、還らぬ人に。藤田代表は志を絶やさず奔走、2001年にピュアを発足させました。
以来、がんの在宅ホスピスの推進を出発点に、患者や家族に自助努力を強いることなくその自律をサポートし、望む最後を実現できる体制を社会システムとして整備するため、活動の幅を広げてきました。
「必要なのに他に誰もやる人がいなかったから」と、藤田代表は振り返ります。「当時は専業主婦で、右も左も分かりませんでしたが、とにかくまずは在宅ケアの情報が欲しい。そして情報を必要とする人に提供したい、その一心でした」

電話相談を受け続けネットワークも形成
ピュアが、最初に始めたのは電話相談でした。
「今でこそインターネットはどこでも誰にでも身近になりましたが、夫を看病していた当時、壁に囲まれた病室で独り、頼れる手段は電話だけだったんです」と、藤田代表。
以来14年、今も毎週火・金曜日の午後、拠点としている千葉大学福祉環境交流センター(広井良典教授)で電話を受け続けています。誰に相談してよいか分からず藁にもすがる思いで掛けてきた相談者一人ひとりに、藤田代表が、ふさわしい機関や医師などを探し、相手にも連絡を入れて橋渡しします。
また、困っている人が自力で地域の在宅医を探せるよう、2004年に取り組んだのが、「家に帰ろう!在宅ホスピスケアガイド―千葉市版」の作成でした。期せずして県とも連携することになり「千葉県全域の医療機関や介護事業所へアンケート調査を行って、そのうち約1400機関からの回答を収録、ホームページでも公開しました。
他にも、情報誌発行やウェブ上での情報発信、ボランティア育成などを行い、月1回のがんサロン(コラム参照)、専門職と市民を結ぶ公開講座やカフェ、一般の人を対象とした年1回のフォーラムも開催を続けてきました。
こうして病院だけの医療・看護でも、家族だけの介護でもない、地域で患者を支える体制構築に向け、千葉大学や県とも連携を図りながら着々とネットワークを広げてきたのです。

課題は地域格差
藤田代表は「活動を始めた頃に比べて、訪問看護師はだいぶ増えましたし、在宅医の数も十分とは言えませんが大きく改善して、地域で在宅ケアを支える仕組みは整いつつあります。次の課題は、在宅への移行の見極めと地域連携です」と言います。
在宅ケアには、医療・福祉・保健各部門の連携が必要です。医療ソーシャルワーカーによる相談室が設置されている医療機関は一部で、支援組織のない所も少なくありません。現状では、在宅に移りたくても、いつ、何をどうしたらいいのか、相談先も分からないまま断念する患者や家族がまだ多くいます。
そこで期待されているのが、2014年に成立した「医療介護総合確保推進法」の波及効果です。
これまで医療と介護は切り離されてきましたが、同法では医療と介護を複合的に捉え、市区町村による地域支援事業を在宅ケアの中核に位置づけました。
自宅やサービス付き高齢者向け住宅等での医療・介護を前提とする「地域包括ケアシステム」を築き、高齢者が住み慣れた地域で生活を続けられる体制を整備するよう、具体的構想が盛り込まれています。介護保険法で定められた地域包括支援センターや在宅医療・介護連携支援センター(仮称)が在宅ケア移行に関する相談役も担うこととなり、相談者がたらい回しいされるようなこともなくなるはずです。
ただし、支援センターに在宅ケア移行への情報が不足したり緩和ケアに関する理解不足があったり、あるいは24時間ケア体制が存在しないという地域が数多く残っています。それらの地域では、法の趣旨が「絵に描いたモチ」に終わる可能性もあります。
患者やその家族が誰しも人生最終章の生き方・逝き方を自由に選べる社会の実現へ、ピュアの活動は、まだしばらく続きそうです。

★タブーのないがんサロン
ピュアでは毎月1回、がんサロンを開催しています。病院内で開催される一般的ながんサロンと大きく違うのは、終末期や最期に関する話題でも、和気あいあいとした雰囲気の中で躊躇なく自然なお喋りが続いていくことです。
藤田代表の朗らかな人柄に加え、結婚前のホテルウーマン時代に培った「相手が本当にしたいことを自然に引き出せる」話術も、ざっくばらんなサロンの雰囲気作りに貢献しているようです。
(船橋がんサロン「ここにおいでよ」で検索すると日程がでます)

2016年4月19日火曜日

【熊本大分地震・医療】災害看護〜命を守る知識と技術の情報館

NPOピュアの藤田敦子です。
東北大震災の時もご紹介した兵庫県立大学大学院21世紀COEプログラムが作った「災害看護命を守る知識と技術の情報館」に、被災をされた患者と家族、そして支援者の皆様にとって役立つ情報が満喫です。是非見てください。高齢者編、こども編、妊娠・産後編、がん患者編、慢性病編、こころのケア編があります。

がんの化学療法をうけている人のために

慢性病編も日頃から読んでおくといいですね。

糖尿病の方へPDF

リウマチの方へPDF

慢性呼吸器疾患の方へPDF

透析をされている方へPDF

高齢者に必要な災害への備えと対処

医療的ケアをもつお子様とご家族の方へ


在宅医療に関係しているものをピックアップしました。こころのケア編も優れものですから、是非お読み下さいね。

2015年12月25日金曜日

末期がん患者に対する介護保険サービスの提供に関する調査結果について

 末期がん患者は、比較的日常生活動作(ADL)を保つことができ、死亡2カ月前ぐらいから急速に状態の悪化になることが多く、申請が遅くなり、認定が間に合わない人や、要介護度が出た時は調査時とは異なり重度のなっていることがあった。また、要介護2以上の人が利用できる福祉用具の貸与を受けられない状態が生じていた。
以上のことを解決するために、筆者らがん患者支援団体等が国に検討を求め、2010年に厚生労働省老健局より2つの通知(「末期がん等の方への要介護認定等における留意事項について」「末期がん等の方への福祉用具貸与の取扱等について」)が出されているが、状況の改善に結びついているのか検証が行われていなかった。そこで、「末期がん患者に対する介護保険サービスの提供に関する調査」を行い、バリアの分析とその解決策を図ることを目的とし、調査を行った(藤田敦子,末期がん患者に対する介護保険サービスの提供に関する調査報告書,2011.11.)
調査結果から、「末期」の言葉が患者そして主治医に与える影響、申請時にがん末期と判断できるものがないこと、主治医意見書の記載の不備等により要支援になる人がいること、福祉用具の貸与が一番の問題であることなどが判明した。
また、当初考えていた国や保険者側の問題だけでなく、医療の部分のバリアが多いことなどが示唆された。
問題を解決するためには国や医療、介護関係者が市区町村等保険者も含めて、問題を協議し解決していくことが必要である。

2011年10月20日の第26回がん対策推進協議会において、天野委員ほか患者委員資料10月9日付として、本調査と老健局により行われた調査を合わせて提出し、がん末期の介護保険の現状を国や関係者に伝えた。10月18日付で「末期がん等の方への迅速な要介護認定等の実施について」が新たに出ている。

以上については、「末期がん患者に対する介護保険サービスの提供に関する調査結果について」(ホスピスケアと在宅ケア 2013年第21巻1号 2013年5月15日発行)を参照ください。

末期がん患者に対する介護保険に対して、様々な研究&提言を行ってきたが、2015年12月に「働く世代の末期がん患者、6割が介護申請せず」という調査結果が発表された。病院医療の中でサポート体制がいまだに整っていない。化学療法や放射線治療が外来になったため、在宅へしっかりと繋いでいく人が不在になっている。退院調整でなく、在宅支援の考えが必要であろう。また、医療保険で訪問看護を導入すれば、介護保険について説明を行うはずだが、在宅医療や訪問看護に繋がらず、治療病院を向いた形で在宅療養を送っているのであろうか。

介護保険はより良く生きるための制度であり、人生最終章の医療や介護について深く掘り下げていない。介護施設において『ターミナル加算』ができ、生活の中で迎える死が受け入れられるようになった今だからこそ、「がん」に限定せず、ターミナルの視点を組み込んでいくことが求められている。

2015年3月14日土曜日

千葉県地域医療計画タウンミーティングin東葛南部2015/4/4

本年4月から、各都道府県が地域医療ビション・地域医療構想の策定を行います。厚労省が定めたガイドラインには、策定段階から地域の医療関係者、保険者及び住民の意見を聴く事が望ましいとされており、今後の人口動態や地域の実情を十分理解しながら、意見が出て来ることが大切ですね。

私が所属している地域医療計画実践コミュニティーでは、昨年12月に「地域医療ビション・地域医療ガイドライン〜地域の医療をみんなで動かす」を作り、各都道府県、市町村担当課、保健所に配布を致しました。
未来の医療がどうあるべきかをまとめたものです。私は在宅医療リーダーとして、在宅医療編の主の執筆を担いました。

そして第二弾として、実践編執筆に向けて始動しています。
地域の住民や医療者の声を頂き、それをどう都道府県の施策に反映させていくのか、模擬タウンミーティングを計画しました。

私が相談を受けた件で、がん末期の状態で在宅療養をしていた方が救急車を呼んだ時のこと、1回は東京の治療病院へ、そして地元の病院へ転院した後、在宅介護を整えていた最中に急変し、今度は県境の浦安市でやっと入院できました。今、徐々に高齢者が増えている状態で、2025年に団塊の世代が75歳になり、医療を必要とする人が2倍になります。そして、その増加はその後も続きます。

今でさえ、病院は患者であふれ、救急車を呼んでもスムーズに入院できない、そして一人暮らしで十分な回復ができていない状態で退院を言われても、転院できる病院や施設が限られている現状です。これから「在宅復帰率」が始まりますから、益々、在宅へ道はつながっていきますが、本当に今のままで可能なのでしょうか。医療処置が可能な有料の施設は国民年金しかない人には高嶺の花になっています。

安心して今の場所に暮らし続けられるために地域住民や医療者の声を反映させた医療計画を作らないといけませんよね。そのためにも、是非、皆様の実際の声をくださいね。医療計画には、救急医療だけでなく、災害医療や小児医療、周産期医療、へき地医療、そして、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患(認知症含む)があります。難しく考えずに、あなたやあなたの家族、関わりを持っている利用者のこと、また医療を提供した上で改善したいと思っていること、なんでも構いません。ぜひ、声を届けてください。

千葉県地域医療計画タウンミーティングin東葛南部
日時:2015年4月4日(土)13:30~16:00(開場13:00)
場所:船橋市中央公民館(JR船橋駅から徒歩約7分、京成船橋駅から徒歩約5分)第3・4集会室
参加費:無料、定員80名、アンケートへの返信を持って参加となります(先着順)
内容:13:30~ 主催者挨拶
13:35~ 講演 1.これからの医療を決める「みんなの声」 2.わたしたちの地域の医療の現状と課題
14:10~ 全体デイスカション 1.医療に対する困りごとは(事前アンケートより) 2.こんな工夫で解消できる
14:40~ グループデイスカション みんなで話し合い、千葉県に施策案を示してみよう

チラシのダウンロード及び申込は下記から(アンケートにお答え頂くことが参加申し込みになります)

また、NPO法人ピュアのFacebookでも公開しております。
https://www.facebook.com/Npopure

FAXで回答下さる方は、ピュア事務局申込専用FAX 020-4664-1536へ送信下さい。
問い合わせは事務局TEL070-5554-3734(平日。不在の時は留守録にお名前とご用件をお入れください)
メールでの問い合わせは、メンバーである坂本さん(Sakamoto.norie378*gmail.com)へ。*を@に変更くださいね。

多くの皆様の参加申し込みをお待ちしております(^o^)


2014年11月27日木曜日

千葉県在宅がん緩和ケアフォーラム10周年記念(H27年1月12日)

毎年2月に開催していた平成26年度千葉県在宅がん緩和ケアフォーラム10周年記念を今年度は1月に開催致します。

平成27年1月12日(月・祝)13:00~16:30千葉市文化センターアートホールで開催します。
「がんになっても、住み慣れた地域の中で安心して過ごせるように」

基調講演は、NHKあさイチ「櫻井翔が見る終末期医療の現場~緩和ケアの今~」で紹介された緩和ケア診療所・いっぽの萬田緑平医師が「家に帰ろう~旅経つ命の奇跡~」と題して講演
続いて坂下美彦千葉県がんセンター緩和医療科主任医長、土橋正彦県医師会副会長、柴崎ゆかりカンナ訪問看護ステーション所長、小林きよみ市川市福祉部地域福祉支援課主幹、藤田敦子NPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア代表によりパネルディスカション「がんになっても、住み慣れた地域の中で安心して過ごせるように」を行います。

参加費無料、定員450名(先着順、申込者に参加証を送ります)。事前申し込みは12月20日まで。
申込は、郵便番号、住所、申込代表者名、参加人数、職業(所属)、FAX番号を明記にて下記へ。
フォーラム事務局 FAX020-4664-1536、Eメール kanwaforum*gmail.com(*を@に変えてください)

問い合わせは、地域緩和ケア支援事業担当(千葉県がんセンター内)TEL043-264-5465(月・木・金9:00~16:00、水9:00~12:00)

*12月20日以降ですが、上記の地域緩和ケア支援事業担当が、お問い合わせ及びお申込みを継続して受けることに致しました。定員までお受け致しますので、12月20日以降はお電話でお問い合わせくださいませ(12月9日追加).
*1月9日、事前申し込みを締め切りましたが、若干余裕がございますので、当日申込を行います。開場は12時。講演会スタートは13時です。12時50分までには当日受付へお越し下さいませ(1月9日)。

来年度から、「在宅医療」を推進する担い手は、市町村になり、県の役割は後方支援になります。また、在宅医療の対象は「がん」だけに限りませんので、がん対策事業で開催致しますのは、今年度限りを予定しております。10年間、いろいろなことがありました。在宅医療・ケアに携わる6700機関へアンケートを送り、「どこに家で最期まで暮らしたい患者を支えてくれる専門職がいるのか」を明らかにしました。このようなフォーラム以外に、公開講座の開催、そして大きな学会の全国大会開催など、たくさんのことをしてきました。そして今、独居でも家で最期が可能になってきました。萬田先生はたくさんの映像と一緒に語ると言われていますので、櫻井翔さんのあさイチも見れるかもしれませんね。皆様、10周年記念にぜひお越しくださいね。



2014年11月1日土曜日

介護よろずカフェ第二弾「人生最終章の医療を考える市民のつどい」(千葉県医師会共催事業)

6月に開催した「介護よろずカフェ」は、介護を経験した市民や介護福祉士、ケアマネジャー、作業療法士、救命士など様々な職種が参加をして、知識を学び、そして多くの気づきがありました。今回12月6日(土)14:00~17:00に千葉県医師会新会館を使って、「人生最終章の医療を考える市民のつどい」を開催致します。人生最終章の医療には、どんな問題があるでしょうか。家族介護の中でどうしようか迷っていませんか?また介護を受けるような状態ではないけれど将来のために勉強をしたい方、そして実際に支え手になっている医療・看護・介護・市民団体の皆様もぜひご参加ください。講演を聞くだけでなく、グループワークを行う中で、たくさんのアイデアを得て帰りませんか。地域医療総合支援センターには、在宅医療・介護を学べる医療機器や福祉機器の展示もあります。ぜひ、この機会にご参加ください。

人生最終章の医療を考える市民のつどい
~最期まで自分らしく生きるために何が必要か、みんなで考えよう~

日時:平成26年12月6日(土)14:00~17:00(開場13:30)
場所:千葉県医師会(新会館1階)地域医療総合支援センター
参加費:無料 定員:40名(要申込 11月25日締切)

プログラム:
1.基調講演 土橋正彦(千葉県医師会副会長)「人生最終章の医療を考える」
〇人生最終章の医療の現状と今後
〇平成24年県民意識調査結果のご紹介
〇看取りの現場から

2.ビデオ「最期まで自分らしく生きる」コーディネーター藤田敦子(NPO法人ピュア代表)
〇千葉県「高齢者向け啓発ビデオ」のご紹介
〇自分らしい「お迎え」を考える ~実父の穏やかな最期から~

3.グループワーク
〇最期まで自分らしく生きるために何が必要か、みんなで考えよう

申込は、参加動機、お名前、住所、電話/FAX、職業を記入の上、NPO法人ピュア「市民のつどい」係へお申込みください。
ピュア事務局FAX047-448-7671 Mail npo.pure*gmail.com(*を@にしてください)

主催:NPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワーク ピュア
共催:公益社団法人千葉県医師会
助成:公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団助成事業

チラシは
から。

2014年8月18日月曜日

地域包括ケアの一歩は住民流たすけあい 木原孝久さん

たくさんの出来事があったのにお休みしてしまい、2か月ぶりのブログです。まずは、5月29日の大学院から、木原孝久さん(住民流福祉総合研究所)の講義感想です。「地域包括ケアシステム」には、住民の協力や助け合いが不可欠だけど、組織立てなくても、ちょっとご近所さんとコミュニケーションをとることが大切だと思いました。

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世の中にはこんなに凄い人がいるんだな~と思った今日の講義は、住民流福祉総合研究所の木原孝久さん。
「福祉の主役は地域住民である」と語る木原さん、まずはおつきあいの流儀についてテストを行いました。たとえば、
□「自分や自分の家族のことは隠しておきたい」、
□「困っている人にはお節介と言われない程度に関わる」
こんな質問が10個あり、〇か☓かで答えていくのですが、なんと、全国での感触は、7~9個〇の人(常識人)が多いんですって。
これじゃ、認知症の人が行方不明になってもわかんないし、隣で虐待の気配があっても無関心で済ましちゃうわけです。

わがジャーナリズム分野は2~5個が多くて、世話焼きさんが多いことが判明(^o^)。
日本人の72%が、頼まれたら動くタイプで、世話焼きさん-頼まれなくても動いちゃうのは23%でした。

木原さんは人間地図(じんかん・ちず)=支え合いマップを作っていて、もう一つずつの説明が抱腹絶倒、心の底から、そうそう!とうなづき、笑えました。

支え合いの最適数は50世帯、そこでは、困っている人を見つけたら、気になってご飯が喉を通らない超大物お世話焼きさんが存在し、また当事者本人がリードする助けられ上手もいるんです。介護保険はとても良い制度だけど、プロが入ることで、今まで世話を焼いていた人も手を引いてしまって、地域で当たり前であるはずのことが、いつの間にか忘れ去られてしまったと言います。

お世話を受けるだけじゃダメで、気難しい男性をデイサービスに連れ出すのも、ボランティアして~と頼むとイキイキと参加すると言う話も大笑い。

住民流に基づいた支え合い型の地域福祉づくりは12の流儀があり、当事者が主導権を主張するのが住民の流儀で、相性が悪ければ、民生委員が来たって戸を絶対に開けないわけで、そこは気に言っている人が訪ねて行けばいいんですよね。

もう、目からウロコ。
今日の講義を聞いて、私、地域福祉の現場に戻りたいなと思いました。以前、地区社会福祉協議会に所属していたことがあり、その時は、ミニディサービスやふれあいサロン、子育てサロンなどのお手伝いをしていました。今はまだその時じゃないけれど、私も年をとるわけで、ゆっくりと、地域に住む高齢者のために、何かできることを見つけていこうと思います。

なんだか、楽しくなり、久々に燃えてきました。やるぞ~~!!なんて気持ちです。
ついでに「たすけて~~」もたくさん言える人になりま~す。なかなか言えないですよね。でも、コミュニケーションの一歩は、「たすけて~」ですね\(^o^)/

2014年6月15日日曜日

千葉県初のみんくるカフェ報告 第1回介護よろずカフェ「人生の最終章の医療を考える」



平成26年6月8日(日)13:30~16:00千葉大学で行った第1回介護よろずカフェの活動報告です。
介護よろずカフェは、医療・介護の専門職と市民・患者の非専門職を結び、健康や医療、地域づくりなど様々なテーマに対して、ともに学び、対話できる場みんくるカフェ(みんながくる場所)の手法を取り入れています。今、全国に広がっていて、千葉県では初の試みです。

今回初めての試みなので、ドキドキしていましたが、参加申込は18名、当日は14名でした。Facebookを中心に参加確認を行っているのですが、これから申し込みが増えた場合のことも含めて、限られた人数しか入れませんので、人数確定をどうするのか、考えないといけないな~と思いました。
参加職種は、介護経験者など市民5人、介護職4名、社会福祉士2名、作業療法士(学生も)2名、救命士1名でした。看護師さんからもお申し込みはあったのですが、職種も含めて、全部、その時々の出会いを大切にするのがみんくるカフェだから、とってもいいバランスだったと思います。
元々、みんくるカフェを始められたのは、東大の孫医師(家庭医)で、他県では、医師や医学生、医療者が率先して対話の場を作っています。人数も20名ぐらいが適当だし、千葉県でも、もっと、もっと、広がっていくといいですね。

ワールドカフェなんてやったことがないという方には、みんくるプロジュースが、ファシリテーター養成の講座を開催しています。私(藤田敦子)も、そこで学び、全国で開催へ向けて頑張る同志(医師が多かったですね~)を得て、神奈川県で開催されたカフェに初参加、そこで、千葉県内で勤務している作業療法士の肇ちゃんに出会い、今回の開催になりました。

場所は、第1回ということもあり、ピュアが活動を行っている千葉大学(西千葉キャンパス)の教室を用意し、文具やお菓子の購入、当日の受付や学校内案内はピュアメンバーがてきぱきと行いました。慣れている所で正解でした。場所とか、予算とか決めるのもありますが、最初はスタッフの人数は必要最小人数で十分だと思います。だんだん、カフェに参加した人の中から、ファシリテーターを勉強した人などが企画に残っていくと思います。機器操作は事前のチェックをせず、当日の朝早くから行ったのですが、DVDの音が小さくて、機器が一番大切だったかも…と反省中、次回につなげていきたいですね。

っと言っても、今回は3テーブルを準備しますので、ファシリテーターを講師の地域医療を育てる会に協力依頼しました。ピュアが主催者だったのでハードルが低かったのでしょう。参加者も、医療・福祉職でない、市民の参加もたくさんあり、初めての開催にしては、とっても深みのある気づきのたくさんある会になりました。これからも、「介護」を切り口にカフェを開催していきます。ご参加くださった皆様、ありがとうございます(^o^)


最初に、介護よろずカフェや高齢者の介護の問題点、人生の最終章の医療を取り巻く問題などを私より説明。そして、話題提供として「医療と市民の対話の場を作って」NPO法人地域医療を育てる会の相京邦彦さんから、東金地域での実践をお話頂きました。研修医の方がどんどん笑顔になっていく画像が良かったですね。次に、千葉県で作成した「終末期医療等に関する高齢者向け啓発プログラム」のDVDを上映し、他にも、いろいろな話題提供をしていきました。

休憩後に、さあ、10分X3回のワールドカフェの本番です。まずは総合司会の肇ちゃんが、お題を参加者に募ります。打ち合わせでは、題が出なかったらどうする?なんてことも出ましたが、暖かな昼下がりにこの話題で集まろうというメンバーですもの、どんどん出てきて、1.相談する場所は?知り方とイメージ、2.独居高齢者の問題、3.市民として何ができるかに決まりました。普通ワールドカフェは15~20分取るみたいなんですが、3カ所を別々のお題にしたかったので、10分にチャレンジ!

3つのテーマのうち、「相談する場所は?知り方とイメージ」で出た意見の一部をご紹介しますね。

・病院で退院して在宅で見たいと思っても、それを相談するとき、どこに相談すればいいかわからない。退院時にドクターからもあまり説明をされず、必要となり始めて院内を探しまわって、やっと地域連携室・相談室にたどり着いた。しかし、情報等があまり通っておらず、結局は丸投げになったりと、地域に出た時のサービスが病院での医療と分断されているイメージがある。相談室なども例を出してくれてはいるが、「自分がもっている、今の疑問はこれにあてはまるのだろうか?」などの不安があり、タイミングなどを逃してしまう、うまく利用できないなどの問題がある。病院の相談室は敷居が高いイメージがあるとの話があった。
・ドクターにもっと地域にどんな資源があるか知ってもらい、紹介してほしい。地域(福祉などのサービス提供者側)もドクターにアピールできるような仕組みが欲しいと感じている。最近地域に出てきてくれる、家庭医などの方もいるが「往診を行います」と言ってくれても、現在のかかりつけ医からの切り替えができにくい。義理を感じてしまい、往診が必要であっても医者を選べない。地域の医者の中でももっと利益などに拘らず、紹介し合うなどの情報交換があってもいいのでは?
・実際に介護をされている方が介護保険を利用する際、当事者の方は高齢でサービスの存在を知らない。家族が紹介されて利用してもらおうと当事者に提案するも、説明をどうしたらいいかわからない。そもそも、他人を家に入れることに抵抗を示すことが多く、説得ができない。しかもその話を家族の中で誰がするのか問題になることがある。家族にその決断を迫ると、その話し合いで普段関わりの薄い家族がその時だけ入ってきて、結局話はまとまらず、もめてしまう。そこで専門職に入ってもらえたらいいと感じることがある。


以上の様な病院の現状や医療職に対する疑問が多く話されました。人生の最終章の医療を考える前に、様々なハードルがあることがわかります。一部の地域では、顔と顔を合わせて、医療職や介護職の連携を図っている所、主治医・副主治医制を作っている所もありますが、「地域包括ケア」の体制を一歩一歩作っていくしかないですね。

他のふたつの話題は、そのためにどうしたらいいのかを出し合いました。

独居高齢者の問題では、「情報を伝えても、まず独居の方がどこにいるのか、その情報をどう知り合えばいいのか」「プライバシーの問題がある」「地方はお節介な人がいるだけでいいのかもしれないけど、都会はサロンとかたくさん作って、そこで情報を集め、提供する場を多世代交流で創る」などが出ました。回覧板など回らない人、人嫌いで付き合いのない人、認知症の人など、地域には困っている人はたくさんいます。ここでは、アクションの提案がたくさんあり、盛り上がっていました。救急の場合についても話題がのぼりました。

そして、市民として何ができるか?の中で、たくさんの問題を抱えているけれど、それをすべて専門職に解決してもらうのでなく、「自分」は何ができるのかを考えて、小さなことから始めていく意識が必要ではないか。これから空き家がたくさん出てくるので、そういうものを使って、コミュニティカフェを作って、情報を得たり、相談できる場を作っていく。既存のつながりがたくさんあり、わざわざ組織化しなくても使えるものはたくさんある。専門職もそこに住む一人の住民として自分の能力を提供してもいいのではないかなどの意見が出ました。人生の最終章の医療だけでなく、生き方、過ごし方、何を大事にしていくのか、そういうことをいろいろな立場の人で話し合えるといいですね。たとえ、独居の方が自宅で亡くなられても、周囲との関係性がある中での死なら、孤独死ではない、満足した生き方をされた上での死ではないかという意見も出ました。


ワールドカフェは、答えを見つける旅ではありません。医療・介護・福祉の専門職の視点と一般市民が対等に話し合う場、そして、そこから生まれる「自己変容」が大切なんです。また、出会いも一つの醍醐味ですよね。
今回、柏で介護者サロンをされている方も参加され、これから実践を始めようと考えている人たちにとって学びが深かったようです。また、意外とご近所さんだったこともわかり、、ローカルな話題で盛り上がったりもしました。

終了後のアンケートで本日の気付きなどを記入してもらいました。
「無関心が一番いけない」「素人でも素朴に見つめ聞き、少しずつ学び考えていきたいと思いました」「医療・介護・福祉、みんなが真剣に考えていることに気が付きました」「いろいろな方の話が聞けて良かった。その土地によっての状況に合わせて、進めていくことが大切と改めて思いました」「地域がつながることは大事だと思っても何もできていない現状の打破について先駆的な話が聞けて良かった」「自分のできることを行政、市民としての両方の視点で行動する」「多職種の方々との意見交換は自分にとっても大切で有益だった」「難しい医療(専門的な)話をする会かと思い緊張していましたが、改めてインフォーマルや市民と言ったもの、支え合いがとても大切だと思いました」との声が寄せられました。

人生の最期を自分らしく生きるDVDも、みんなから、わかりやすいと好評で、ほっとしました。今後は、このDVDを活用するプログラムも作っていきたいですね。

医療の問題は専門職にお任せでなく、市民も自分たちでできることを始めていく。そして、専門職同士もつながりを深め、市民との対話を行っていく。う~ん、素敵。1+1は2でなくて、もっと大きく広がっていく感じを参加者全員で共有できて、幸せな時間でした。次回のご参加をお待ちしておりますね(ふじた)。

2014年5月25日日曜日

認知症の人が安心して徘徊できるまち大牟田 大谷るみ子さん


藤田敦子@大学院生モードです。

本日の大学院講義は、大牟田市認知症ライフサポート研究会(社会福祉法人東翔会グループホームふぁみりえ)の大谷るみ子さん。デンマークで学ばれた認知症介護の第一人者です。

福岡県大牟田市はかって炭鉱のまちとして栄えましたが、現在の人口は約12万と半分になり、高齢化率は32.4%、高齢者単身世帯が1割という、これから日本が向かおうとしている超高齢のまちですが、ここは、認知症の人が安心して「自由遊歩(徘徊?)」できるまちでもあるんです。

今日の講義は、「地域で支える認知症ケア」と題し、大牟田市認知症ケア研究会の歩みと、デンマーク直伝の「認知症コーディネーター」をご紹介頂きました。

大谷さんは、長く急性期病院に勤めておられましたが、1990年に地域密着型の医療法人のお誘いを受けて転任し、その法人が特養を開設したことから介護の道に入って行かれました。認知症ケアの実際に大きなギャップを感じていた時に、講演会へ行き[デンマークの寝たきり老人のいない国]に出会います。そしてデンマークオーデンセへ行き、高齢者ケアの三原則や、本人がより良く暮らし、より良く生きることができるように、その人を取り巻くすべての関係者が、本人を主体として、連携、協働し、サポートすることが大切だということ=ライフサポートを学びます。認知症コーディネーターは2年間406時間の研修・実習で理念や哲学をしっかりと身に付け、地域を基盤に支援困難事例への介入・助言や相談窓口、市民啓発などを行います(これってもしかすると、在宅介護支援センターだし、今の地域包括支援センターの原型なのかしら)。法人では毎年のデンマーク研修以外に、受け入れも行い、哲学がぶれないようにしているようです。

大牟田市では、ほっと・安心(徘徊)ネットワークがあります。徘徊模擬訓練や子供や地域を巻き込んだ様々な仕掛けがあり、地域ぐるみで、声掛け、見守り、保護をして、「安心して徘徊できるまち」を目指しています(^o^)。

「認知症だから仕方がない」とあきらめていませんか?認知症の人の行動障害は、自分の力でなんとかしようとする反応なんです。「心は生きている」んです。大事なことは「あなたはとても大切な人」を接すること。本人がどうありたいかを大事にするケアが必要なんです。

私がデンマークで見た、どんな障害をかかえても、どんな病いであったとしても、普通の暮らしの中でいきいきと生活できるケアは、確かな理念のもとに作られているんですね。

先日、千葉県の認知症講演会へ行きましたら、認知症コーディネーターを取り入れている所のお話でした。それに、船橋市はオーデンセ市と姉妹都市なんです。今までは文化が中心でしたけど、これからは福祉も交流できたらいいですね。「どんな状況でも笑顔で暮らせるまち」地域福祉計画策定時に市民代表として込めた願いを実現したいです(^o^)

それにしても、講演を聞いて、認知症の人を、「拘束」し「薬」と「力」で抑え込むのは、ただの暴力じゃないかな、個人を人として尊重する姿勢や、専門性と責任感を放棄しているんじゃないかな~と思いました。デンマークは専門性をとても重視しています。本物のプロとプロが、互いの専門性を発揮して、困難を持つ「人」を支えていきます。大谷さんは看護師です。デンマークでお会いした看護師など専門職の方も、みんな、誇りを持っておられました。本人を中心としたケアを、日本に!!

デンマークの認知症ケアをもっと知りたかったら、「デンマーク発痴呆介護ハンドブック―介護にユーモアとファンタジーを」 エルサ メーリン (著), ロルフ・バング オールセン (著), Else Melin (原著), Rolf Bang Olsen (原著), モモヨ タチエダ・ヤーンセン (翻訳), 千葉 忠夫 (翻訳), 東翔会 (翻訳) 、価格: ¥ 3,990 ミネルヴァ書房 をお求めくださいね。

2014年5月21日水曜日

「最期まで自分らしく生きる」千葉県高齢者向け啓発DVD・リーフレット公開


千葉県では、終末期医療などを考えてもらう高齢者向けビデオ「最期まで自分らしく生きる」を制作し、ホームページ上で5月20日から公開するほか、DVDの貸し出しも行っていきます。貸し出し期間は2週間までとなっています。時間は約30分です。

県によると、2010年の県内の高齢化率は21.5%ですが、2040年には36.5%になると推計されています。超高齢社会になる千葉県において、人生の最終章の医療はどのようにあるべきか、2012年に「終末期医療等に関する高齢者向け啓発プログラムの開発、実施事業」有識者会議において、千葉県1万人意識調査を行い、2013年に啓発プログラムの作成と県内公開講座を行ってきました。

1万人意識調査の中で、自分に死期が迫っている場合「自宅で最期まで療養したい」人は31.6%、「医療機関に入院して最期を迎えたい」37.4%でした。でも、実際には、自宅は14.9%で、76.3%の人が病院で亡くなっています(人口動態調査2012)。また「延命治療を望まない」と考える人は多いものの、人生の最終章について、家族とまったく話し合ったことがない人が約65%もいることがわかりました。

もし、あなたが重病になったとき、認知症になり自分で意思表示ができなくなったとき、事故に遭って意識を失った時など、自分がどのような医療を受け、どのように過ごしていきたいのか、また最期をどう迎えたいのか、日頃から大事にしていることなども含めて、あなたに変わり、家族が判断し決断していくことになります。

最期まで自分らしく生きるためには、医療や介護などの制度を知り、自分の周りにどのようなサービスがあるのか知ることも必要です。このビデオでは、脳梗塞を患い、言語障害がある90歳の男性の最終章を、家族が考える内容になっています。また、主に在宅医療を受ける上での訪問診療や訪問看護、訪問薬剤管理、訪問歯科などの紹介や、リビングウィル、意思表明の意味と重要性、あらかじめ考えておくこと、話し合っていくことの大切さを伝えています。

本人の意思表示を焦点にしましたので、胃ろうなどの問題については触れていません。私たち有識者会議委員は、意思表示を「書面で残す」ことよりも、日頃から、「考える」「話し合う」「調べる」「整理する」ことが大事だと思っています。気持ちは絶えず揺れ動いていきます。何度でも、状況に応じて、話し合い、そして今の気持ちを伝えていきましょう。

今、医療機関や介護施設によっては、お気持ちを書面に残している所も出てきています。いつでも変えることができることを確認していくといいですね。

終末期医療等に関する高齢者向け啓発プログラム(動画)を作成~最後まで自分らしく生きる~
啓発プログラムの目的や内容、公開方法、DVDの貸し出し方法など

千葉県ホームページ千葉県インターネット放送局「最期まで自分らしく生きる」動画ページ
パート1 あなたは、人生の終わりの時期をどのように過ごしたいですか? 病状説明や千葉県調査の結果など
パート2 退院時調整会議と在宅療養を支えるサービスについて
パート3 最期を迎える場所についての県民意識調査結果や現状等について説明
パート4 家族との話し合いの重要性や意思表明について説明
パート5 在宅での看取りについて、体験談を中心に説明

平成24・25年度 終末期医療等に関する高齢者向け啓発プログラムの開発、実施事業
平成24年度事業報告書(1万人意識調査など)、25年度事業報告書、啓発プログラム(動画、リーフレット、ポスター)