2008年1月2日水曜日

第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉に向けて

by 藤田敦子

NPO法人「ピュア」の藤田敦子です。
お天気で爽快な元旦を終え、7月12日、13日の第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会in千葉に向けて、第一歩を踏み出しました。この全国大会を千葉にと決めてから、ずっと緊張で心も身体もがんじがらめになっています。っというのも、普通は研究会によく参加しているメンバーが2・3人いて、「やろうか」という話になるのですが、千葉にはどうも私一人しかいないようなのです・・・。

じゃあ何故、こんな無謀なことをしようと決意したかというと、それは本物の緩和ケアを広めたいと思ったから。緩和ケアの技術もなかなか現場は忙しくて勉強することはできませんし、福祉や一般の人が参加できる学会がほとんどなく、まだまだ、最期の最期に入る緩和ケア病棟しか知らない人はたくさんいます。なんだか多くの人は緩和ケアを誤解しているようですが、死を悟って、本当に死にたいなんて思う人がいるなんて、私には思えないのです。もしそういう人が目の前にいるのなら、それは【希望】を見失っているからだと思います。希望がないのは、楽しい・嬉しいと思える明日がないから。死を前にして不謹慎ですか?違うと思うのです。

どんな状態でも「明日が来ると信じ、明日も無事に過ぎてほしいと願う」その気持ちをずっと持ち続けられるようにケアを提供することが、緩和ケアだと思うのです。

希望を持ち続けるためには、思いが込められた地域が大切だし、緊張せず安心していられる家(HOME)にずっといたいと思う気持ちに、寄り添って、実現させていくことが必要なんです。

千葉大会は、今、演題募集が始まりました。口演とポスター発表の2つを用意してあります。 千葉大会の詳細はこちらです。最新のプログラムも見れます。
 http://www.npo-pure.npo-jp.net/chibataikai.html
もちろん、がんの緩和ケアだけでなく、認知症や難病・小児・障がいをもった人を支える試みも大歓迎です。ぜひ、ご参加ください。そして大会後に、同じ試みを持った人同士、また異文化の人たちのネットワークを築いていってもらいたいと思っています。力不足の大会会長ですが、思いをいっぱい持って実行委員のみんなとがんばっていきます。

実家にて英気を充電中して、1月7日からスタートです。

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