by 藤田敦子(NPOピュア)です。
NHKで「地域の医療を守るのは誰か」という番組がありました。
行政の怠慢、社会的入院、そして利用する市民の意識がテーマでしたが
私は、そこでなく別のところを感激して観ました。
病院でなく有床診療所にして、老人保健施設とデイケア、そして訪問診療
訪問歯科を組み合わせて、住民の【生と死】をしっかりと支えていました。
病院に入院していたころの無口な95歳の男性が、老健へ行って、職員の
働きかけで、いきいきとお話ができるようになり、家族も受け入れを不安視
していましたが、その変わりように安心して、家へ連れて帰りました。
そして、家にただ戻すのでなく、デイケアで状態を見ていき、必要な人は
訪問診療で医療を届けています。
「そうそう、これなんだよね」と思わずにいられません。
病院から、いきなり家でなく、施設とか、がんなら緩和ケアがあり
そこでチョット状態を良くして、そこから家に戻り、日常をデイケアが支えて
そして、入院や入所があれば、どんな人だって、家にいられる。
がんの末期の方が、家に戻られて静かに最期を過ごされている姿もありました。
医療は、その人の生き方に、そっと寄り添うだけ。
今回の千葉大会では、こんな形を多く用意してあります。
12日に「在宅エンド・オブ・ライフケアの課題」
それから「ホスピスケアからコミュニティケアへ」
また、「在宅ホスピスケアの20年を振り返って」
13日は「施設のターミナルケア」「普通の暮らし、普通の生き方、普通の死」
そして「新たな局面を迎えた緩和ケアー住み慣れた家での最期は可能か」
地域の医療を守るのは、自分の生き方を真剣に考える私たち市民の意識も
必要です。また、病院と在宅、医療と介護の連携も大切です。
その一歩として、ぜひ千葉大会にご参加ください。
大会URL http://www.e.npo-jp.net/chibataikai.html
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