2008年3月4日火曜日

千葉県がん対策推進計画(素案)が公開される

NPOピュア代表の藤田敦子です。東京ドームで行われた世界のらん展へ行って来ました。とってもきれいでした。上の画像は、デイスプレイ大賞をとったものです。

さて、私も委員になり、策定に関わった千葉県がん対策推進計画(素案)が、やっと日の目を見ました。他の県では、患者委員が入ったときにはすでに素案ができていて、そこにただ意見を言うだけのところが多いですが、千葉県は違います。
まず、患者・家族にアンケートをとることからはじめ、案ができるたびに、委員へ送られてきて、毎回6ページぐらいの意見を伝えました。ぎりぎりまで、委員から出た意見を議論して、そしてやっと素案が公開されています。

(仮称)千葉県がん対策推進計画(素案)http://www.pref.chiba.jp/syozoku/b_kouhou/center/pubcom/ichiran.htm

先般行った在宅がん緩和ケアフォーラムでデーケン先生が千葉県へ送られた4つの提言も、この中に入りました。すごいです!最高のフォーラムでした。デーケン先生、ありがとうございます!

①教育:中学や高校で死生観を育み、生と死を考える教育。
②ホスピス・ボランティアの養成。
③デイケア・ホスピスの開設。患者同士の交流ができ、かつ家族は休息が取れ、看病にあたる家族の燃え尽き症候群を避けるためにも必要。
④家族への悲嘆教育。大切な人の死を予期したときから始まる悲嘆へのケア。そして死別後の悲嘆からどのように立ち直るかというグリーフ・ワークについて学ぶ教育。

私もたくさんの意見を伝えています。一番は、がん診療連携拠点病院を二次医療圏にひとつでなく整備していくこと、そして人材の育成、都道府県がん診療連携拠点病院である千葉県がんセンターの強化による治療から緩和ケアまでの一貫した地域と連携したケア体制を作っていくこと。私たちも参加した形での相談体制や情報提供を作ること。窓口を市町村に広げること。患者さんが集えるデイサロンの開設やボランティアの育成。子供たちへのいのちの教育や家族への悲嘆ケアの重要性・・・・。

皆様、パブリックコメントは、3月4日から3月17日までです。どうぞ、多くの意見を寄せてくださいね。

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