2009年10月20日火曜日

がん条例について第二弾

藤田敦子のひとりごと・・がん対策

先日、千葉県にがん対策推進条例を!と書きましたが、
実は、2006年に県から「がん対策条例」を作ろうかと
思っているが・・・とお話が私にありました。
私はそのころ、がん対策基本法を作るため、厚生労働省や
議員会館に行っていたから、国の動きをよく知っていました。

まだ、がん対策基本法もできていない時代。

それで、条例をつくるのなら、まず、患者と家族の意見を
聞くべきだと提案をして、6月に患者会5団体が県へ行き
ヒヤリングを受けました(ピュアも参加しました)。

でも、同月に、がん対策基本法は、国会を通り、
千葉県のがん対策条例一番乗りは幻になってしまいました。
ここが島根県と違ったところですね・・・。残念でした。
まっ、県民の熱い思いがこもり作った島根県が
一番なのは、誰もが納得ですね!

さてさて、現在、条例は都道府県では
島根県がん対策推進条例 2006年9月
高知県がん対策推進条例 2007年3月
新潟県がん対策推進条例 2007年3月
神奈川県がん克服条例   2008年3月
長崎県がん対策推進条例 2008年8月
奈良県がん対策条例    2009年9月(決まったばかりです)

市町村では
島根県出雲市がん撲滅対策推進条例 2007年2月20日
和歌山県岩出市がん対策推進条例   2007年12月7日

とあり、これに愛媛県が続きそうです。
他にも県単位で、ニュースになっています。

他にも、検診の条例やたばこに関する条例、
岩手県北上市のがん対策基金条例もありますね。

千葉県は、人口の割に、がん対策予算が少ないです。
また、千葉県内の死亡率も地域格差がとてもあります。
乳がん、子宮がん、卵巣がんなど女性のがんの死亡率が高いです。
それなのに、医師、看護師も少ない。
緩和ケアの認定看護師も人口比だと、全国平均の3分の1しかいない。
これで、がんと、どう闘っていけばいいのでしょうか。
国と一緒で、たくさんの課にまたがっているから
なんだか、肝心のところに予算がついていかない。

国のがん対策基本法が、議員立法だったことを考えれば
ここは、ぜひ、千葉県にも議員立法で作ってもらいたいです。
あの時、与党も野党も、みんなが汗をかいてくれました。

お金がなければ、島根県のように、がん対策基金を作って
みんなでお金を集めてくればいい。
島根では、放射線機器購入補助として3年間7億を目標にして
すでに目標に行く勢いだという。

やってやってだけでない。
患者も家族も、医療も、行政も、議員も、メディアも、産業も、学校も
県民も加わり、一緒になって、がん撲滅に向かっていくのが、がん対策条例。

悲しい思いをする人をひとりでも多く救うために
千葉県にがん対策条例を!

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