2011年4月9日土曜日
【地震・停電】人工呼吸器・酸素濃縮装置使用患者への対応
NPOピュアの藤田敦子です。 東京電力で計画停電が行われた際に、大きな問題になったのは、人工呼吸器等電力を必要とする在宅医療患者への対応でした。東北地区にも緊急電話相談窓口なども作られ、体制は万全だと思っていましたが、4月7日に、東北地方に震度6の余震があり、悲劇は起こりました。山形県尾花沢市で人工呼吸器と酸素濃縮装置を使用中の患者が死亡する事案が発生しました。停電と死亡への因果関係は不明となっていますが、もう一度、今、停電がない地域でも、もし停電が起こったときのことを考えて、厚生労働省は、医師や訪問看護ステーションに対し、下記の事務連絡を出しました。 人工呼吸器や酸素濃縮装置等の在宅医療機器を使用している患者に対する停電時の対応について、必要に応じ医療機器メーカーと協議を行った上で、◎人工呼吸器の内臓バッテリーの有無と持続時間、作動の再確認、◎人工呼吸器の外部バッテリーの準備及び事前の充電、◎酸素濃縮装置を在宅で使用している患者に対し、必要な酸素ボンベが配布されているかの再確認、◎人工呼吸器や酸素濃縮装置を使用している患者に対する停電時の対応の周知、◎停電等電源異常時のアラームが正しく作動するかの再確認、◎携帯用酸素ボンベセットの使用方法の再確認、◎患者の状態を踏まえた適切な在宅医療機器への代替や貸出などの対応、◎在宅医療患者との緊急時連絡体制の再確認、等により、在宅医療患者への医療の提供が、停電時においてもできるだけ支障なく行われるよう、適切な指導の実施について特段の御協力をお願いいたします。以上 悲しい事案が二度と発生しないように、関係者はもとより、使用されている患者さんがご家族も、上記の点について、主治医や訪問看護ステーションと再度の確認をお願いいたします!
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿