2011年7月22日金曜日

終末期医療で連携を 地域で支える仕組みを検討(沖縄)

NPOピュアの藤田敦子です。ひさびさの投稿になりました。
デンマークに行って、おひとり様や老夫婦二人暮らし(デンマークの高齢者はほとんどこの2パターン)でも、自宅で最期が25%に衝撃を受け、自宅のようなケア付き住宅を入れると、なんと40%の人が「自分らしく最期まで生き、暮らせる」社会になっていることにびっくり!!!う~ん、もっと深めたい。

7月は沖縄の日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会へ行ってきました。発表は2つ。1日目のコミュニティケア部会在宅ホスピスケア実践シンポ(私は末期がん患者の介護保険のアンケート中間報告)と2日目のポスターセッション(がんサロンの力)です。東北の地震もそうですが、沖縄も5月に台風被害が大きかったこともあり、たくさんのことを考えさせられた大会でした。沖縄の皆様、ありがとうございました!!

沖縄大会での企画が記事になりましたので、紹介します。

終末期医療で連携を 地域で支える仕組みを検討

「命どぅ宝を支えるてぃーあんだ」をテーマに、日本ホスピス・在宅ケア研究会第19回全国大会in沖縄が16日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで始まった。同大会は沖縄初開催で、全国から約1600人が参加。
 シンポジウムや講演を通して、終末期を迎えた高齢者やがんなどの患者、重度障がい児を支援するための 医療・保健・福祉の連携による地域支援体制、行政サービス拡充の早急な確立を求めた。
「在宅ホスピスケア実践シンポ」は高齢者や子どもを地域で支える仕組みについて検討。全国から参加したホスピスや在宅療養支援診療所、地域生活ケアセンター、訪問看護師、重度障がい児の保護者がそれぞれの立場から現状を報告した。
 県内各地から訪れた在宅重度障がい児の親たちは「子どもを預けられる日しか仕事ができない」「行政との橋渡しなどを担う相談窓口がない」などの悩みを訴えた。
 栃木県宇都宮市のひばりクリニックに重症障がい児者レスパイト施設うりずんを併設する高橋昭彦さんは「大人のケアマネジャーに相当する重度障がい児相談員は必要」と指摘した。
 神戸市のホスピス有床診療所、はやしやまクリニック希望の家の梁勝則さんは「在宅死は増えつつあるが、在宅で最期まで療養するのが困難な理由は、急変時対応やその後病院に入院できるかどうかに不安があるから。『可能な限り自宅で』という人が6割を超える中、緊急時に入院できる緩和ケア病棟のあるなしは大きい」と述べた。
 大会は17日も行われる。 ・・琉球新報 7月17日(日)10時30分配信

ついでに、2日目の記事は、ちょうど、台風が吹き荒れていて、「災害時の在宅医療」というテーマに多くの方が参加されたようです。2日目は、1800人が参加されたと記事にありました!

災害時停電への対応を
また、コミュニティケア部会で発表された沖縄の市民団体のアンケートも別の記事になっていました。
台風時の在宅医療 停電、避難時の公的支援を

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