2012年2月22日水曜日

NHK首都圏ニュースがん患者の在宅ケアを考える


NPOピュアの藤田敦子です。
2月19日(日)は、千葉市文化センターで「平成23年度千葉県在宅がん緩和ケアフォーラム」でした。今年は資料の印刷が機械との相性が悪く、4日もかかり、その上23時までかけて、やっと480部仕上げたという綱渡り状態でしたが、当日は、500名の会場いっぱいの人が参加して下さいました。基調講演が「妻を看取る」を書かれた垣添先生だったこともあり、一般の方の来場がとても多く、また60~70代の男性の参加も多かったです。奥様を看取られたお話から、在宅医療のこと、グリーフケアのことまでお話下さり、一言一言が心に沁みこんでいきました。


当日は、NHKの取材も入り、18時45分からの首都圏ネットワークで紹介されました。垣添先生のお話や、パネルディスカッションの模様も紹介され、少しずつでも、在宅緩和ケアが前に進んで行けばいいなと思いました。アンケート用紙を読んでも、地域連携パスや在宅緩和ケアの理解が深まったことがわかり、企画兼実施者としては満足した一日になりました。特に地域連携パスを使い、どう在宅側へつなげていくのか、また地域の中の薬剤師と看護師のネットワークなど、参加者にわかりやすい内容で、安心を感じて頂けたようでした。がんの看取りは10%以下なのに、このパスを使った患者さんの50%は家で最期を迎えられたと聞き、早く実現化してほしいと思いました。

NHKのニュースは動画ニュースとして見ることができます。2分ぐらいですから、ぜひ見てくださいね。基調講演の時は500名の会場が満席でしたね。パネルディスカションの前にお帰りになる方もいて、せっかくだから知識として聞いていかれるといいのにと思いました。



がん患者の在宅ケアを考える
http://www.nhk.or.jp/chiba-news/20120219184400_01.html
(ニュース内容)
がんの患者の在宅ケアを考える講演会が千葉市で開かれ、訪問看護サービスやかかりつけの医師などが協力して患者を支えるべきだなどという意見が出されました。

この講演会は、住み慣れた自宅で生活しながら治療を受ける「在宅ケア」をがんの患者に広めるうえでの課題などを考えようと、千葉県やNPO団体が開いたものです。まず、国立がん研究センターの垣添忠生名誉総長が講演し、がん患者の妻を自宅でみとった経験を語りました。この中で垣添さんは「がん患者が在宅ケアを希望しても、
自宅では容体の急変に対応するのは難しく、長期間の世話も大変だ。訪問看護サービスやかかりつけの医師などが協力して、自宅でも患者を支える態勢が必要だ」と訴えました。続いて行われたパネルディスカッションでは、医師やケアマネージャーなどが「がん患者が病院から家に戻ったら表情がよくなった」などとみずからの体験を話したり、「人生の最期を住み慣れた地域で過ごせるようにするのは医療に関わる者の責務だ」などといった意見が出されていました。会場には、医療関係者や患者の家族などおよそ400人が集まり、メモを取るなどして熱心に聞き入っていました。

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