2009年12月3日木曜日

第11回がん対策推進協議会予算概算要求

藤田敦子のひとりごと(がん対策)

12月2日に麻布で
第11回がん対策推進協議会が開催されたので
患者委員の応援に行きました。

すごいです。
会議のほとんどが、患者委員の発言で占められ
また、提出書類を事前に準備がなされ
まるで、ヒヤリングをしているようでした。

発言も、現場からの貴重な意見で、感情論ではありません。
ここまで来たか・・・、と感無量でした。

たばこ対策の問題、診療報酬への反映等、多くの話題が
ありましたが、ひとまず、現在、提出された概算要求に
ついて記します。

厚生労働省 434億円・・前年237億円
文部科学省 157億円・・前年176億円
経済産業省  74億円・・前年102億円

これだけみると、おお!!ですが
女性特有のがん検診推進事業に 114.4億円
国立がんセンター運営費交付金に111.1億円
賢明な方ならすぐわかります。増えているようで減っています。
検診・肝炎対策は増額していますから、実質、ダウンです。

協議会は、熱く燃えていました。

新規事業で、あっと思ったのは
がん医療の地域連携強化事業です。 585百万円
地域連携コーディネーター経費     47か所
がん患者のグループホーム運営経費 23か所
補助率 1/2

それと、
がん対策評価・分析経費         31百万円
全国統一がん患者満足度調査みたいなものでしょうか。
でも、文章は、検討を行う、ですね。
今回やったアンケートみたいなのを行うのでしょうか・・。

未承認・適応外医薬品解消検討事業費 76百万円
在宅療養・緩和ケアは、目新しい事業はありませんでした。

これから、財務省との熱いバトルが行われて
例年ですと、この予算から削られていきます。
次年度の診療報酬改定でも
がん対策費のアップをねらっていますが
山はいくつもあるのだと、今回の説明でよーくわかりました。
アクションプランも、まだ、できていない県が多かったです。
地域格差は小さくなるどころか、どんどん広がっている気がします。

■がん対策は診療報酬でも評価を-対策推進協が厚労相に提案へ(医療介護CBニュース)http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25429.html

■たばこ1箱千円に、がん対策協議会長が提言(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091202-OYT1T00337.htm

■「たばこ1000円」 長妻厚労相にがん対策団体提言(朝日新聞)http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY200912020404.html

■「たばこ1箱1千円に」 がん対策推進協議会が緊急提言(MSN産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/life/body/091202/bdy0912021823005-n1.htm

■たばこ価格千円に 厚労省がん対策協が提言(47NEWS)http://www.47news.jp/news/2009/12/post_20091202112603.html

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