2009年12月1日火曜日

サイエンスZERO がん緩和ケア経験から科学へ

11月28日22時から教育テレビで流れた番組の再放送が
12月4日(金)19時~教育テレビであります。
内容は、下記。
がん緩和ケアを科学的にとらえています。口腔ケアもあります。

では!! 

サイエンスZERO シリーズ
最新科学が見つめる生と死(1)
新しいシリーズ「最新科学が見つめる生と死」。

第1回はがんの緩和ケアがテーマ。患者から痛みなどの苦痛をとる医療を「緩和ケア」と呼ぶ。がんは日本人の死亡原因の第一位。これまで、がん患者に対する緩和ケアは、治療ができなくなってから行われるものとして捉えられてきたが、最近、治療と並行して早い段階から行うものとして捉えられるように変わりつつある。しかし実情としては、日本のがん研究の中枢・国立がんセンター中央病院でも、専任の医師のいる緩和ケアチームは昨年作られ、患者の痛みに応えるようになったばかりだ。緩和ケアの問題として挙げられるのが、がんの痛みの原因が患者によって様々で、痛みのメカニズムも複雑なため、痛みをとる方法が「経験」に頼られていることだ。例えば、がんの鎮痛薬として使われる医療用麻薬(モルヒネなど)以外にも、がんの痛みに効くとされるいわゆる「鎮痛補助薬」は数多く知られるが、基礎研究による科学的な根拠がないまま使われていることもある。こうした鎮痛のメカニズムを科学的に解明しようと始まった研究や、口のケアを緩和ケアにつなげる試み、さらに患者が病院を選ぶ際の指標にしやすいように、緩和ケアの具体的な成果を公表する取り組みなど、日本の緩和ケアの現状と病院の取り組みを追う。

0 件のコメント: