2009年12月16日水曜日

がん対策の行方 診療報酬バトルはじまる

藤田敦子のひとりごと(がん対策)

前回、12月11日は時間切れとなり、協議がなかったがん対策。
明日12月16日に仕切り直しとなります。

・平成21年12月16日中央社会保険医療協議会の開催についてhttp://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=145929

明日話し合われる内容の資料は、WAMネットに載っていました。
こちらを参照ください

がん対策についての論点ですが、
○52ページから74ページをご覧ください。
・A 52~55が、診療報酬を何につけるかの事務局案
・B 56~64が、それに関する参考資料
・C 65~72が、がん対策推進協議会から出された、
がん領域の診療報酬改定の提案書(がんワーキング⇒がん対策推進協議会⇒大臣⇒中医協)
・D 73~74が、中医協委員への質問に対する資料

○Cのがん対策推進協議会から出た27項目は、Aの事務局提案にどのようにいかされているでしょうか。

そして、中医協は、どう判断するのでしょうか?

がん対策推進に関する意見交換会ヒヤリングで、緩和ケア病棟が末期しか入棟できないことを指摘し、診療報酬上において、緩和ケア病棟の定義が変わりました。
また、同意見交換会で、リンパ浮腫について、するどく切り込みました。
今回も、この2点の評価が検討されていて、私としては嬉しい限りですが、意見交換会では、病院と診療所の連携を促進し、在宅緩和ケアを進めていくべきだとも述べています。
終末期医療のあり方に関する懇談会のヒヤリングでも、現在のがん医療と題して、患者本位のマネジメント機能が存在していないと伝えました。

なんの助けもない状態で、診療拠点病院から出される患者たち。
そんなことにならないように、連携パスを絵に描いた餅にしないでほしい。

さあ、明日午前が勝負です。見守りましょう。

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