9月5日、千葉市で「千葉県がん患者大集合2010」が開催されました。2008年から始めて3回目で、毎回寄付を募り、患者中心の実行委員会に千葉県職員も入り、開催しています。
先般ご紹介したフレンチの手法を取り入れた流動食(ケアフード)の試食会もあり、中川原センター長やシェフがNHKの取材を受けておられました。なかなか、抗がん剤を受けている最中にこういう場に参加するのも難しいと思いますので、県がんセンターでの研究に期待したいと思います。私は「抗がん剤で口内炎ができるとか味覚異常が起こるとかわかっている条件ごとに食事を作り、選んでいただくのはどうでしょうか?」と提案してきました。食べることは生きるということだから、この取り組みが始まっただけでも嬉しいです。
ロビーに千葉県医療社会事業協会の「相談コーナー」がありました。今日は6人体制で、一日30件ぐらいの相談を受けられたそうです。ちょうどいらしたソーシャルワーカー3人娘(笑)にお聞きしたところ「お名前や病院名をお伺いはしませんので、病院内でお聞きするよりも、本音が言いやすようでした。治療について医師以外がお答えすることはできませんが、悩んでおられることやお聞きになりたいことを整理するお手伝いはできますので、どんどん活用ください」と力強いコメントを頂きました。医療費のこと、療養生活のことなど、なんでもお受けしておられます。拠点病院以外でも、医療相談窓口がある病院が増えましたので、気軽にご相談していきたいですね。
先の参議院選挙で当選された小西洋之議員がいらしていました。総務省にいらしたときから知っている方ですが、「先生」になられると違いますね~。「千葉県にがん条例を作りたいので、力を貸してください」とお願いいたしました。中川原センター長に埴岡さんをご紹介し、まずは勉強会の日取りを決めました。さあ、千葉。動きだします!いい流れができました!
この大会ではいつも再発転移をされている患者発表があるのですが、今回は医師である冨田伸さん、窪田伸也さんのお二人の発表でした。どちらも過酷な体験で、今も戦っておられます。何度も手術をしながら、ハードな仕事をこなされている姿に、「がんになっても、病人にはならない。がんに人生を奪われないぞ」と本当に思いました。
千葉大会の松尾貴臣さんが「きみに読む物語」を熱唱し、幕を閉じましたが、また来年、ここに集うみんなに会えることを信じています。
勇気をありがとう!
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