2010年10月17日日曜日

千葉県立佐原病院 緩和医療に本腰

藤田敦子のひとり言(がん対策・緩和ケア)

昨日16日は、在宅がん緩和ケアボランティア養成研修の初日だった。
千葉県がんセンターから県立佐原病院の副看護部長になられた山岸さんから、県立佐原病院の緩和医療についてお話があったが、今日10月17日(日)読売新聞朝刊に記事が出ていた。

読売新聞2010年10月17日(日)朝刊によると
県立佐原病院が来年4月から、終末期のがん患者らの痛みを取り除く緩和医療を本格的に始める。病床を7床増やして対応する予定で、将来的には緩和病棟の設置を目指す。県内には緩和病棟が7病院に計151床あるが、香取市周辺にはなく、地域医療の充実につながるとして期待されている。
(中略)
終末期の治療方針は、庭野医師が患者の意向などを踏まえて決定する。同病院で必要な処置をした後、患者はいったん退院して自宅に戻り、近くの診療所などの医師や看護師の往診を受ける。病院と診療所が連携することにより、終末期の患者が住み慣れた自宅で、家族や友人と過ごす時間を増やすことができる。症状が悪化すれば、佐原病院に再入院できる。
庭野医師は「団塊世代の高齢者が急速に増えるため、終末期医療難民の出現が予想される。そうならないためにも、各地域で緩和医療の充実が求められている」と意義を語っている。

=================================

嬉しいな~。
千葉県には、在宅につなげる緩和ケア病床が、千葉県がんセンター、船橋市立医療センター、そして県立佐原病院と広がっているのですね。他にも、緩和ケア病棟は持たないけど、在宅医療を進めている病院もあるし、地道に一歩一歩がんばってきた甲斐がありました。2008年に全国大会を幕張メッセで開催して良かった。大変だったけど、良かった。

来年は、日本死の臨床研究会の年次大会が千葉県幕張メッセであるし、ゆっくりと静養して、次の種まきを始めましょうかね。

0 件のコメント: