2010年10月21日木曜日

がん末期に適した介護保険にしてほしい

藤田敦子のひとり言(がん対策・緩和ケア)

今日10月21日に
参議院厚生労働委員会において梅村さとし議員が
再度「がん末期の介護保険」について質問されました。
(介護保険は25:15から)。

その中でも、4月30日に出していただいた
末期がん等の方への要介護認定等における留意事項について」への御礼がございました。
私も、いくつかのところで、当日に認定調査に来てもらえた、という感謝の言葉を頂いています。重ねて御礼申し上げます。

質問の中で、「申請が午後3時。調査がその日のうちに入り、19時にベッドを入れて、21時に亡くなられた。家族はとても感謝されていた」という事例の発表がありました。がん患者の為に、夜遅くにがんばってくださった事業所の皆様に、本当に厚く御礼を申し上げます。

でもね~、このような迅速な動きをしてくれる市町村だけではないわけで、どこに住んでいるかで、決まってしまうのも、なんだかな~と思います。
福祉用具については、現行の制度の中でも、短期のうちに悪化すると確定している場合は、要支援、要介護1でも、市町村の判断(ここが問題)で、福祉用具を借りることを認めていると宮島老健局長がお話しされていました。
要するに、全部、市町村によって差がでるわけです。

なんの認定調査もせずに、要介護2(私は要介護3)以上がほしいと言っているわけではないのです。
これから、高齢者の増加に伴い、認定調査を本当に間に合わせることができるのか、とても心配しています。がん患者の全員が申請時に必ず「がん、迅速必要」と言えればいいですが、現状ではそうではありません。窓口で「がん」と把握できなければ、通常どおり、要介護度が認定されるのは約30日かかるわけです。それでは遅すぎます。
寝たきりや認知症等のために作られた介護保険。そこに「がん」を加えて頂きました。
よりよい穏やかな最後の為に、介護保険はどうこたえてくれるのか、そこのところが問われているのだと思います。

私も、「終末期医療のあり方に関する懇談会」に出させて頂いています。もうすぐ会議があり、報告書が出てくることになっています。この会議は、医政局が仕切っています。

梅村議員が言われたように、次の医療と介護の同時改正のときに、医政局と老健局が一緒になって、「人生の集大成」のために介護保険はどうあるべきか、そこを議論して、つなげてほしいと願っています。
がん等の迅速な対応が必要な場合についての新しい認定調査の仕組みを、ぜひ、老健局や社会保障審議会で議論をして作ってほしいのです。国民としてお願いします!!

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