2012年7月29日日曜日

【日本在宅ホスピス協会】全国大会船橋 分科会①独居の看取り

在宅ホスピスに従事している医療・福祉・介護関係者の皆様

日本在宅ホスピス協会全国大会in船橋より、9月1日(土)15:00~17:30に行われる分科会を紹介します。
まずは、分科会①「一人暮らしや介護力の低い人を地域の力で支える」1階講堂

座   長 穂波の郷クリニック院長 三浦正悦

事例発表
1.自治医科大学緩和医療講座    田實武弥
2.訪問看護ステーションあたご    安岡しずか
3.薬局つばめファーマシー       萩田均司
4.船橋市ケアチーム          高橋喜美ほか

 平成23年3月11日(金)、東日本大震災がおこり、東北地方を中心に地震、津波等により大規模な被害がもたされました。船橋市でも液上化が起こり、海沿いを中心に大きな爪痕を残しました。今後の高齢社会の中では、一人暮らしや介護力の低い人を地域の中で支えていく仕組みづくりが急務になります。

 穂波の郷クリニックの緩和ケア支援センター“はるか”では生活する地域を意識しながら、支える仲間達と“共に生きること”を大切にして、今日から明日へ“生きる力を育む”コミュニティ緩和ケアが展開されています。そのリーダーである緩和ケアコーディネーターは、どんな絶望的な状況にあっても、生命の素晴らしさと、人間的成長を信じて関わります。患者さんやご家族の心のつぶやきと苦悩を率先して気付くこと、そして本人の心の中の願いをすくいあげ、緩和ケアプロジェクトに組み入れていきます。その展開のプロセスには、地域の支援者も企画にあわせて共に歩む実践者になり、関わる人達の心に大きな感動と新たな気付きをつくりだします。一人暮らしや介護力の低い人を地域の力で支えるためには、コミュニティ緩和ケアで培ったコミュニティの介護力アップが鍵になると実感しております。

 この分科会では、各地域で行われている先駆的な取り組みを紹介し、会場と一体となって、取り組んでいる事例の紹介や問題の解決法、現状の課題や今後に必要なことを話し合いたいと思います。

 田實氏は、在宅医として関わった事例からコーディネーターの必要性を紹介しています。安岡氏は、病院や在宅医療、そして介護や福祉、住民の意識変革も含めて、様々な問題を挙げています。そして萩田氏からは、スピリチュアルな叫びを持つ若い独身男性の看取りと介護者のケアについての問いかけがあります。最後に高橋氏を中心に、ケアマネージャー、ヘルパー、自治会の方に、独居の方の看取りに関わった事例を発表して頂き、会場の皆様と話し合いたいと思います。

 今、一人暮らしや介護力の低い人を支える中で、地域の中で困っている皆様、こんな取り組みをしているとご紹介頂ける皆様のご参加をお待ちしております。

(文責 NPO法人ピュア代表 藤田敦子)

分科会全体は、こちらで確認ください。事前申し込みは、7月31日まで。お問い合わせは、hha15funa*gmail.com(*を@小文字にしてくださいね)。当日も可能です。日本在宅ホスピス協会はこちらから。

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