藤田敦子のひとり言・・がん対策
がん対策基本法ができ、患者・家族委員が入り
がん対策推進計画を作るための
がん対策の推進に関する意見交換会・患者会ヒヤリングが
2006年(平成18年)12月13日に厚生労働省で開催された。
緩和ケア・在宅ケアからは、ピュアだけ・・。
たった5分だったけど、かなり緊張して発表資料を作った。
何が何でも、緩和ケア・在宅ケアを推進するぞ!と決意をもって
臨んだ。5分だから普通は5枚、それをなんと8枚も作った。
がん対策の推進に関する意見交換会
1.診断時からの緩和ケアを推進
2.患者が望む情報提供
3.在宅緩和ケア充実に向けて
診断時からの緩和ケアには2002年のWHOを明らかにした。
そして緩和ケア病棟入院料が「主として末期」に限られていて
ここを直さないと、早期からの緩和ケアにならないと指摘した。
そして、症状マネジメント・在宅補完・外来の充実などを入れた。
(診療報酬で改定された!!)
追加:こちらから、診療報酬の改定内容が見れます
この中には、リンパ浮腫も入れた。
たまたま、医師と話していたら、リンパ浮腫を診療報酬にと
がんばっている佐藤さん達に出会い、枚数も限られているのに
「これはなんとかせねば」と佐藤さんと何回もメールのやり取りを
して、複合的理学療法は日本で認められていないと訴えた。
(これも一部診療報酬に!!)
患者が望む情報提供として
たとえば骨転移を例にして、十分な情報になっていないと伝えた。
そして、学会・医師会・病院はガイドラインを作り公表するべきとも。
千葉県医療・福祉機関のアンケート調査とガイドブックの紹介
在宅医療をしていても、3分の1しか緩和ケア技術がない (修正しました)
今後の在宅緩和ケア推進として、6項目を入れた。
1.医師や看護師、福祉関係者への専門研修
2.患者側の在宅緩和相談窓口の開設
3.緩和ケアを早期から提供できる外来の設置
4.入院時に、在宅療養の具体的イメージを提示
5.退院に向けた合同カンファレンス(訪問看護、ケアマネジャーの活用)
6.在宅を拠点とし、緩和ケア病棟、病院が在宅補完の役割を持ち、行き来を可能にする
例として、岩手県北上市、山口県山口市の取材結果を入れた。
そして、これからのがん医療として
診断時からの切れ目のない緩和ケアの導入
患者の視点を取り入れた情報提供を
初期診断・再発時に十分な説明を
心理的・社会的サポートへの診療報酬上の評価
地域医療・在宅緩和ケアの充実を
上記を入れて、患者のQOLを重視した医療へ変換するべきだ、と。
そのために、アウトカムの評価を導入し、患者の満足度を図るべきだと
最後に力こぶを作り(笑)、伝えた。
当日の発表資料はこちら
能力も学問もないのに、がんばったよね。
うん。この発表は、最後のときに語りたい思い出です。
2 件のコメント:
よくがんばったね。
すごい能力です!
敬意を表します。
実現させていきましょう。
百代さん
ありがとうございます!
世の中がすごい勢いで
変わってきていますね。
患者や家族《市民》も一緒に
できることはありますね。
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