2012年5月26日土曜日

【千葉県】我孫子聖仁会病院緩和ケア病棟6月オープン

NPO法人ピュアの藤田敦子です。

千葉県・我孫子市に新しく我孫子聖仁会病院緩和ケア病棟が6月1日にオープンします!
病棟見学会がありましたので、報告します。

JR常磐線天王台駅で降りて、北口より、「川村学園女子大学・大和団地行き」に乗り、「NEC日本電気前」で下車、右側に我孫子聖仁会病院があります(または、南口より、病院の送迎バスがあります)。

緩和ケア病棟は、一番右側の南館(3階建て)の3階に出来ました。南館1階からエレベーターで直接病棟へ行けます。
緩和ケア病棟の特徴(パンフレットより)
緩和ケア病棟では、積極的な抗がん剤治療や延命治療は行いませんが、医師や看護師をはじめ様々な医療スタッフが協力し、患者さんとご家族の様々なつらさに対応いたします。そして、患者さんの意思を尊重するとともに、その人らしく穏やかに過ごせることを目標にします。ご自宅で過ごすことを希望されれば在宅療養のお手伝いもいたします。当院の緩和ケア病棟では、がんのつらさで入院を希望される成人のがん患者さんを対象としています。ここでは、24時間面会できますし、家族の方が一緒に泊まったり、病棟内で簡単な料理を作ったりすることも可能です。

病室整備(パンフレットより)
全て個室で、共通の整備として、電動ベッド、車椅子対応トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、セーフティボックス、収納家具などを備えております。
特室A
畳敷き上がりかまちがありご家族の方がお泊りになることができます。

特室B(写真)
ソファベッド、オットマンがありご家族の方がお泊りになることができます。

一般個室(写真)
リクライニングチェア、オットマンがあり、ご家族の方が休憩することができます。

家族室
畳敷きのご家族の方の控室です。シャワーがついており、宿泊可能です。必要時は看護師にお申し出ください。

中庭に面した所に、ラウンジ(写真)があり、友人や家族とゆっくり歓談できます。他に、身体の不自由な方でも入浴を楽しめる特別浴室、患者さんやご家族が食事を温めたり調理ができるキッチン(写真)があります。また、
全個室20床のうち、差額なしの一般個室が10床、有料(1日7,350円)の特室が10床になっています。
料金は、入院日数により違いますが、平均的な30日以下ですと、70歳未満3割負担で1日15,171円(入院料14,391円+食事代780円)×日数になります。但し、上限額があり、上限額15万+(医療費-50万×1%)になります。また、70歳以上の方ですと、上限額が違い、1割負担の方で1か月上限額44,400円+食事代、3割負担で1か月上限額80,100円+(医療費-267,000×1%)に食事代がプラスされます。そのほか、差額個室代(特室の場合)やオムツ代(必要な方)がかかります。このように、料金は、保険の種類や負担割合により違いますので、説明をお受けになるときに、ご確認ください。

入院を希望される方は、紹介状・詳しい検査データが必要になりますので、まず、現在のかかりつけの主治医にご相談ください。また、初めに病棟見学をしていただき、その上で緩和ケア病棟への入院を希望された場合に、緩和ケア内科外来を受診していただきます。病棟見学、外来ともに、予約制になっていますので、日時の予約を下記にてお取りください。

【地域連携室】医療ソーシャルワーカー
電話 04-7181-1100(代表) 月~土(祝祭日を除く)9時~16時

緩和ケア病棟内の写真は、緩和ケア内科部長の野本靖史先生(写真)がお撮りになったものです。きれいに撮れていますね。やさしい先生ですから、安心してご相談くださいね。
野本先生は、「患者さんとそのご家族のことを第一に考え、素敵な緩和ケア病棟を作っていきます。また,我孫子の地の緩和ケアの発展に努力します。」と抱負を語ってくださいました。我孫子市は柏・松戸の東葛北部に位置していますが、どちらかというと印旛地域に近いなと感じました。また、土浦・取手など茨城県の方も利用しやすいかもしれません。

今、千葉県では、医療計画で、緩和ケア病棟の充実を図っています。現在は、千葉市、船橋市、柏市、木更津市、旭市にあります。また千葉市と南房総市に緩和ケアを提供する有床診療所があります。建設中の地域もありますから、随時アップしていきます。NPO法人ピュアの「在宅ホスピス相談(千葉県緩和ケア情報)」でご確認の上、ご連絡くださいね。

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