藤田敦子のひとりごと(がん対策)
11月19日にがん患者・家族の意識調査をお願いいたしましたが、その結果が公表され、NHKがニュースとして取り上げました。
がん患者7割 費用負担大きい 3月1日 4時35分発信
がん患者とその家族のおよそ70%が治療にかかった費用の負担が大きいと感じ、なかには経済的な理由で治療を断念している患者もいることが、NPO法人の調査でわかりました。
この調査は、医療政策などを研究しているNPO法人「日本医療政策機構」が、去年11月から12月にかけて、さまざまながんの患者団体に依頼して行ったもので、患者とその家族など1618人から回答がありました。それによりますと、がんの治療にかかった費用の負担について、「とても大きい」、「やや大きい」と回答した人はあわせて71%に上りました。さらに、全体の7%は、経済的な理由で治療そのものを断念したり、受けたい治療をあきらめて別の治療を選んだりしていました。また、治療の悩みで最も多かったのは「不安や恐怖」など精神的な悩みで全体の64%、次いで「副作用や後遺症」など肉体的な苦痛で60%となっている一方で、痛みを和らげる「とう痛ケア」を受けたことがないという回答が59%に上りました。このほか、全体の5人に1人にあたる20%が治療には「満足していない」と回答しており、日本医療政策機構は「がん患者と家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげてがん医療を充実させていくことが今後の課題だ」と指摘しています。
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