リポーター陽子のがん情報
2010年6月7日、キャリアブレインのニュースによると、昨年のがんによる死亡者数は前年比991人増の34万3954人と過去最多で、1981年以降、死因順位の1位になっているとか。この記事にも「がん対策推進基本法で、がんによる死亡者を減少させることを掲げている」ことが書かれています。
がんによる死亡者数を減らすためにも、がん検診は重要で、この基本法でもがん検診受診率50%を目標に掲げています。
厚労省のがん対策推進協議会の5月28日の議事録には
平成21年の世論調査で、97%の人ががん検診は重要であると回答しているとあります。
でも、がん検診受診率50%の目標は、未だ達成できていません。
思っているのに、実行に移せないのは、何故か。
実行に移さないのは何故か。
これまた、今までも繰り返し言われていることですが
休めない職場環境や、がんの知識がないことから、受診に結びつかないのではないでしょうか。
休めない職場環境の中には、先のこがん対策推進協議会議事録に、次のような事が書かれています。
「がん検診が労働安全衛生法で義務づけられていないから、職場で積極的にがん検診を勧めない」ことが理由の一つとして上げられています。
これは、とっても悲しい理由だと思いました。
そして、このような事が理由に上げられることこそ、がんの正しい知識が普及していないことの現れだとも思いました。
また、がんは怖い……その思いからがん検診に足が向かない人はいらっしゃいませんか?
確かに、がんは怖い病です。
でも、早期発見・早期治療により、怖い病ではなくなるのです。
がんは「怖い」というよりは、「侮れない病」というのが、患者になっての私の感想です。
がん検診に行きましょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿