2010年6月14日月曜日

がん難民を作らない―国立がん研究センターの使命

藤田敦子のひとり言(がん対策)

国立がん研究センターのホームページに新しい動きを発見!

理事長あいさつ
新生国立がん研究センターの新たな取り組み
がん専門相談員や新しい外来が入りました
組織図
情報公開(治療成績)

なかでも必見なのが
理念・使命

理念
1.世界最高の医療と研究を行う
2.患者目線で政策立案を行う

All Activities for Canser Patients

職員の全ての活動はがん患者の為に!


使命1.がん難民をつくらない
“がん難民”とは、がんが進行して抗癌剤等の積極的な治療が受けられなくなり、主治医から見捨てられたと感じるときや、現在自分が受けている医療に満足できないと感じるときに使われる言葉です。患者と医療スタッフとのコミュニケーションや情報共有の不足も原因のひとつです。
1.医師・看護師・がん専門相談員を含む医療スタッフと患者とのコミュニケーションと情報の共有
2.最先端治療・治験などの情報提供
3.がん治療の標準治療と現在のがん治療のリスク・ベネフィット限界についても説明
4.治療開始時から、緩和ケアについて説明
5.緩和病棟の新設
6.地域の病院・緩和施設・在宅緩和ケア医との連携
7.現代医学では治療困難な患者に対する運動・栄養療法(代替療法)の開発と情報の提供

使命2.調査 
  日本のがん患者の実態把握
使命3.研究 
使命4.技術開拓
使命5.先進医療の提供
  国立がん研究センターでしかできない治療など
使命6.教育
  がん医療や研究でリーダーとして活躍する人材を育成する
使命7.政策立案
  がんの専門家集団としての政策提言
使命8.国際がんネットワーク

がん患者必携の必携普及啓発ツール検討班のひとりとして、患者・市民パネルとして、ワクワクした2年になりそうです。
限られた病床数のなか、本当に、がん難民を作らないことができるのか、地域とどう連携をしていくのか、目を離さずに見守っていきます!

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