ピュアの藤田敦子です。
認知症介護研究・研修東京センターのホームページに、「避難所でがんばっている認知症の人・家族等への支援ガイド」が紹介されている。
要約を記しますが、もっと詳しい内容が、上記のホームページに載っているので、ぜひ、読んでください。認知症の方が、避難所で安心して過ごすことができるように!このガイドは、不安が強くなっている人にも使えますね。
・避難所には、認知症の人や認知症ようの症状が出始める人がいます。
・人一倍ストレスに弱い特徴をもつ認知症に人は、避難所で混乱しやすく、心身状態が増悪したり、家族や周囲の負担も増大しがちです。
・ちょっとした配慮で本人が安定し、周囲の負担軽減ができることがあります。
・避難所で認知症の本人、家族、周囲の人が少しでも楽に過ごせるように。
1.ざわめき・雑音のストレスから守る工夫を
ざわめきや雑音が比較的少ない場所を本人と家族らの居場所にする。本人となじみの人を絶対に離さないように
2.一呼吸でいい、ベースを落として、ゆったりと、少しずつ
あわただしい口調などは、本人を混乱させます。一度にたくさん言わずに、短い文章で、ひとつひとつ伝えましょう。本人の動きにそって、一つずつ声かけをしましょう。
3.本人なりに見当がつくよう、本人に情報を
今、何が起こり、どうしたらいいのか、本人なりに不安に思っており、本人への説明がないと混乱が強まります。本人が知りたいこと、本人にわかってもらいたいことをメモにして渡しておく。本人の身元がわかるものを身につけてもらう。
4.飲食、排泄、睡眠の確保を
声かけや見守りがないと一人で適切にできなくなり、認知症の症状や体調が増悪しがちです。「一日、ぶじでよかった。ぐっすり寝て明日に備えよう」、「そばにいるよ」など、安心して寝起きできるような声かけをしましょう。
5.少しでも「快の刺激」を。
不快がつのると、落ちつきのなさや苛立ちが高まり、抑えきれなくなりがちです。時折、一緒に窓の外をみる、玄関先等に一緒に出て、空を眺めたり、触ったり、抱いて気持ちのいいものを渡す、本人の好きな歌、なじみの歌を一緒に歌ったり、目をみて、そっと微笑んで・・。
6.体を動かそう
じっとしたままだと、筋力の低下や血流の滞り、風邪などにかかりやすくなります。
7.落ち着かない場合、抑えるのではなく、早目に本人にそった対応を。
本人がどうしたいのか、そっと尋ねる。関わる人を限定し、落ち着いた態度で。
8.本人を見守る家族や介護職員が解放される時間の確保を、現状や要望の確認を
家族や介護職員に休めるように、短時間でもいいですから、本人の見守りを交代しましょう。本人から目をそらさず、そっと見守りましょう。
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